2017/11/11に日体大で「スポーツ現場に役立つ学術論文の検索方法とその活用方法について」と題して講演を担当させていただきました。
当日のファイルは以下よりPDFでダウンロードできます。(一ヶ月ほどでリンクを外してしまいますので早めにお願いいたします。)
また今回Mentimeterを使った結果もお知らせ致します。
以下は、グループディスカッションの内容です。
「科学的データに基づいたトレーニングとはどういうものでしょうか?」
競技特性にあったトレーニング方法
体の構造上の動き
要するにNSCAの資格をもってるトレーナーは科学的データを使ってトレーニングしているので、どんな指導も科学的!!
感覚や経験に基づいて実践するのではなく過去のデータ数値やクライアントから計測した数値に基づいて行うトレーニング指導。
客観的データに基づいたトレーニング指導
先行研究と同様の環境でのトレーニング実施 及び 得られたデータを用いたトレーニング指導
(地面半力や筋電図,関節トルク測定などを測定し即時フィードバックなど)
再現性のある事象から指導方を体系化し、提供するもの
計画、実践、検証、フィードバックを実際のデータに基づき進めていくトレーニング
クライアントのデータをしっかり取って指導を行う。
回数や負荷などはエビデンスにのっとって行なっているのでそれも科学的トレーニングではないか。実験データを参考にしながら根拠を持ち目的に応じて行うトレーニングをする。
科学的データを用いてトレーニング指導をすることは重要ではあるものの、指導対象者に近い被験者・研究プロトコルを用いた文献をみつけることは難しく、研究と現場の間には乖離があると感じている。
負荷設定や栄養摂取する際に、参考にする
数字として出ているもので、その数字に当てはめて指導を行うこと。生理学的反応に対しての根拠を持って行う指導。
計測した結果に基づいたトレーニング
過去の文献を使用してのトレーニング
動作解析ソフトなどのツールを使用したトレーニング
過去の研究のデータを活用し、それに基づいてトレーニング方針を決定する、または検討すること
統計的にな結果に基づき、選手へトレーニングの意味を理解させた上で、行う指導。
プログラム全般において、科学的に証明されたデータや根拠を基に作成、実践しているので科学的データを使った指導を行っていると思う。
学術論文や商業誌に紹介されているトレーニング法を実践すること
自分達が意図する結果と実際の結果を比べて、それを実践、繁栄すること、
エピデンスに基づいた客観的な指標
ディスカッション2「どんな状況でどんな論文が必要ですか??」
怪我がしている人に教えてる時に、その怪我の要因を知ることができる論文
先生から『瞬発力をあげてほしい』と言われてた場合、テストをするべきなのか、トレーニングをさせるべきなのか。
トレーニング計画を立てる時のピリオダイゼーション。目的別
競技特性に応じた目的を決める。
疼痛(慢性疼痛)と筋力トレーニングの関係性(具体的な頻度や内容など)
例;子どもの疾走能力向上のトレーニング方法
やじるし
持病や障害に対しての対応や変化、方法が知りたい時に論文を探す。
その怪我の名称 トレーニング方法で検索
選手に対する指導者の影響力について キーワード:選手 指導者 影響力
筋肉痛からの回復に対して、サプリの摂取は有益かについて。
検索ワード:Delay onset muscle soreness OR Exercise induced, recovery, supplimentation
ウエイトトレーニングを教えるにあたり、動きに関して、筋肥大は有効か、無効か。
目的に合ったトレーニングプログラムを作る時
子どもの疾走能力向上のトレーニング→“sprint training”or“speed training”or“running training”and skill,kids,child,Randomized Controlled Trial
パーソナルトレーニングでは”ダイエット 食事” についてよく聞かれる事が多い!
試合間のリカバリーについて
ストレッチ 休息時間 クールダウン
食事 栄養 水分補給
クライアントにあったものを探す。フィジカルトレーニングひとつ取っても監督の考えるフィジカルとは何か考える。”フィジカル コンタクト”や”フィジカル 持久力”など元の内容からより絞って検索する。
加圧トレーニングが高齢者に対してもたらす筋肉への効果について→高齢者、筋肉、トレーニング方法、加圧
ACL 術後の萎縮について
ACL 筋量 サプリメント 男女比 装具
抗酸化物質
どういう時 →クライアントからトレーニングの依頼があった時、クライアントを説得・トレーニングの合意を得る時
どんな論文が必要か〔キーワード〕→特定の動作、競技レベル、トレンドの把握と他の選手との比較になる論文、選手への説得材料になるツールとしての活用
疾患を持った方に対して、どのようなトレーニングを行うと良いのかを検討する場面